神前式の流れとは？みんな知らない進行内容まとめ

一生に一度のイベントの1つである
結婚式。

挙式には
様々なスタイルがありますが、
神前式に参列された
経験はありますか？

ちなみに
神前式とは、
主に神社で行う挙式のことです。

実際に参列された経験は
少ないといった方や

参列経験はない！といった方が
多いと思います。

神前式は
親族中心の式がほとんどです。

その為、友人や知人の神前式に
参列できるチャンスは
そう多くありません。

和装での結婚式を
神前式にしたのはいいけど、

式の進行を担当者から聞いても
どういうものか
イマイチわからないですよね！

結婚式のリハーサルは
前もって行うものではなく、
結婚式直前に行います。

厳粛な式なのに、
意味を知っていないのは
とても残念な事です。

そこで今回は、
神前式の進行内容について
ご紹介いたします。

神前式の進行と意味合い

参進の儀

本殿に入る前に、
新郎新婦、両家ご両親様、
血縁関係が近い
ご親族の順番に並びます。

そして、神職と巫女に続いて
本殿へと進みます。

神前に向かって右側が
新郎側のご親族、
左側が新婦側のご親族となり
その状態でのご入場となります。

ゲストが入場後に、
新郎新婦、神職が入場となります。

仲人を立てている場合は、
新郎新婦の後に入場となります。

修祓の儀

神職が祓詞を述べます。

祓詞を述べることによって、
身の汚れをはらいおとし
清めます。

祝詞奏上の儀

祝詞とは、
神様に対して申し上げる言葉を
意味します。

神職が神様に対して
ふたりが
ここで結婚することを報告し、
幸せが永遠に続くように
守っていただけるように
お祈りをします。

この際、
おふたりを含めたゲストともに
一礼を行います。

三々九度の盃

夫婦の永遠の契りを
結びます。

両家が一つの家族となる
固い絆を結ぶという
意味合いがあります。

神酒は繁栄と共に
魔除けの意味合いも
込められています。

三々九度には、
大中小と三つの大きさの盃を
一組にしたものを使用します。

始めに
新婦が三度口をつけ、

続けて
新郎が三度口をつけ、

そして最後に女性が
三度口をつけ、

合計九度
口をつけることになります。

指輪の交換

元来は、
神前式に指輪の交換の儀式は
ありませんでした。

しかし、昭和30年代から
指輪の交換を希望する方が増え、
今では一般的となりました。

誓詞奏上

新郎新婦が
夫婦になることを
宣言するものです。

教会式の「誓います！」とは
少し違ったものとなります。

ふたりが夫婦になることを誓う
言葉を読み上げます。

玉串拝礼

聞きなれない
言葉だと思います。

玉串は、
ふたりの心をのせて
神に捧げるという
意味合いがあります。

玉串は、
榊(さかき)の枝に
紙垂
(特殊な切り方をし、
折った紙のことです)をつけた
神様への捧げものです。

新郎新婦、両家代表の順番で
神様に玉串を捧げます。

仲人がいる場合は、
両親代表の前となります。

玉串を捧げる際に
玉串を捧げる手順が
決まっているので、
リハーサル時に
確認しておきましょう。

紙垂には
雷光・稲妻をイメージし、
邪悪なものを追い払うといった
意味合いがあります。

巫女の舞

新郎新婦の新たな門出を祝って、
巫女が舞を奉納します。

神前式の内容にもよりますが、
生演奏の
雅楽の調べにのって
巫女の舞は行われます。

親族盃の儀

新郎新婦の両家が
一つの家族になるための
儀式です。

巫女が参列されている
親族の皆様に神酒を注ぎ、
全員で三回口をつけて
飲み干します。

斎主の挨拶

神職が
式が執り納めたことを
神に報告して一拝します。

退場

神職、新郎新婦、
両家ご両親、
親族の順番で退場となります。

まとめ

簡単ではありますが、
神前式の進行と意味合いを
ご紹介させていただきました。

事前に
進行内容や意味合いを知っておくと
結婚式を迎える際も、
厳粛さが出て、
気持ちがより引き締まると
思います。

神前式は、
日本古来からある
ゆかしい伝統でもあります。

すばらしい
神前式となりますように。